小学6年生といえば、歳は112...

そう、あれは
昭和40年ころのことだ

当時の学校は土曜日も登校日で、給食のない半ドン授業だった

まだ遊び足りないガキたちは家から弁当を持ってきて、午後もそのまま遊びの続きを楽しんでいた

そんな、ある土曜日の午後

いつもの顔ぶれが揃って屋上で弁当を食べていると、仲間のひとりが言った

「次は弁当じゃなく
 どこかへ食いに行こうぜ」

その瞬間、みんなの箸が止まった

そして一呼吸おいて、

「ウォーッ」

と、歓声があがったのだった

そして、次の土曜日―――

湯気の立つ焼肉定食、鉄板の音、味噌汁の香り、笑い声

あの昼下がりの光景は、
今も心の奥に焼きついている

 


シリーズ 昭和のひととき

※投稿日順
6月27日:①城下町の一角にて...
6月30日:②土曜日の午後の秘密(このページ)

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