静岡から東京へ、あの日の汽車と幕の内弁当
2026年4月17日金曜日
列車で旅をする際は「東海軒」の幕の内弁当を買うことが習慣になっている
大抵の弁当は数回食べれば飽きてしまうのだが、この弁当だけは何度食べても飽きることがない
資料によると、1937年(昭和12年)に発売されて以来、弁当の中身はほぼ変わっていないという
中身を変えずに90年近くも続いているのだから、驚くほかない
[左側] 俵(たわら)ご飯+梅干し
[右側] 焼き鯖+玉子焼き+海老フライ+煮物+ワサビ他
この駅弁を見ると、初めて汽車に乗った幼い日のことを思い出す
その日は、今は亡き祖母と母に連れられて、弟と一緒に東京の親戚を訪ねたのだった
自分が何歳ごろの出来事だったのか、ふと気になって調べてみた
鉄道資料によると、静岡↔️東京間に蒸気機関車が日常的に運行されていたのは、1960年代前半までとある
ということは、1954年生まれの僕は、当時5,6歳だったことになる
ずいぶん昔の話だ...
あまりに昔過ぎて思い出そうとしても、いくつかの場面しか浮かんでこない
その数少ない記憶のひとつが、この東海軒の駅弁なのである
今では薄い塩ビ製の内箱が敷かれているが、当時は経木でできた箱に、直接ご飯とおかずが詰められていた
経木に付いた米粒を、割り箸で一生懸命はがしては口に運んだ記憶がある
あの頃の味は
今も変わらず箱の中に残っている
【経木とは】
スギやヒノキ、松などの木材を紙のように薄く(約0.05〜1mm)削った、日本伝統の天然包装材です。
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